中京大学 先端共同研究機構
Institute for Advanced Studies in Artificial Intelligence
「人の知をかたちに」人工知能研究の推進と普及
| AIによる暗黙知のセンシングとデジタル化 | 
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|    具体的には、作業中の手、視線、体、その他の動作状況をカメラやレンジファインダを用いて撮影(2D,3Dセンシング,及び処理)し、画像処理アルゴリズムによってデジタル化します。 また、作業者が言語化できる範囲でのカン・コツをデータ化し、これらのデータを分析することによって、これまでビジュアル化されてこなかった作業者に内在する暗黙知に関する知見が得られると考えられます。 以上、本共同研究プロジェクトの達成により、スキルフルな作業者がもつ技術やノウハウを、後世に残すことができると考えられます。 | 
| 竹炭プロジェクト | 
|    これを人工的に再現することは非常に難しいですが、炭素化は植物組織の精妙な構造を簡単な処理で手に入れ、安定的に利用するための有効な手段です。 このプロジェクトでは、竹炭を環境中の金属イオンの回収や分離に役立てようとしています。 たとえば、道管等を由来とする細孔は金属イオンの吸着に大きく寄与しますが、今までの研究で金属イオンの種類によっては炭の表面に残存する酸性官能基への化学吸着の役割が大きいことが分かりました。 たとえば、セシウムは、400℃程度の低温で炭素化することであえて酸性官能基を燃焼させずに残した、“未熟炭素化竹炭”への吸着効果が高いのです。 本プロジェクトでは生物由来炭素化合物を安心・安全な環境の構築に役立てるとともに、その構造を学ぶことで、自己組織化する新しい知能材料を設計するための知見にしたいと考えています。 以上、本共同研究プロジェクトの達成により、スキルフルな作業者がもつ技術やノウハウを、後世に残すことができると考えられます。 | 
| 大規模数値シミュレーションとHPCに関する研究 | 
|   相対論効果をディラック方程式で考慮し、これまでにCeO、EuF、GdF、DyF、DyClなどのランタノイド化合物を扱ってきました。 数値計算ライブラリの開発も行っています。新開発の4倍精度固有値問題プログラム(MIPOWQ)では、図のように8並列で8倍近い性能が出ます。 | 
| デジタルヒューマニティーズプロジェクト | 
|   近代公文書としては唯一体系的に残されている台湾総督府文書を題材に、近代公文書に現れる手書き文字の収集や、高水準の手書き文書認識技術の開発を行っています。 | 
| 五輪史料プロジェクト | 
|   デジタル処理の対象はオリンピック関連資産および関連文書です。 資産・物品としてはメダルなどを扱い、新たな技術によるそれらの展示方法の開発や分析を目的としています。 一方、文書として第5代IOC委員長 ブランデージ氏が残した文書群を扱い、新事実発見のための解析を目的としています。 | 
| メディア工学技術の社会応用 | 
|   モノづくりの初等教育用の教材コンテンツの設計開発では、対象を小学校の中・高学年程度の児童とし、電気・電子回路の基本的な知識を身につけながら、様々な機能やデザイン性をもつモノづくりの流れと魅力を知ることを目的としています。 | 
| 進化論的学習論によるオーセンティックなモノ造りを通した視野と志のグローバルな拡張 | 
|   60カ国以上による協同制作を行っているWorld Museum Project、及び地域での愛知ワークショップギャザリングの成果を基盤とし、理論面では構築的マインドセット理論にアージ理論を導入し、実践面ではICTによる制作にオーセンティックな実体験を加え、地域資源を活かしたモノ作りの活動を開発しました。 | 
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| ロボカップ参戦支援事業 | 
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|   これは、研究員および中京大学学生がつくるチームのロボカップ参戦を支援する事業です。 ロボカップ ジャパンオープン2019において、チームChukyo RoboStarsがサッカー小型リーグ・ヒト型(SSL-Hリーグ)で優勝、前年に続き2連覇を果たしました。 | 
| 名古屋市科学館連携講座 | 
| 2013年9月、情報科学分野の教育・研究活動を連携して実施するため、人工知能高等研究所と名古屋市科学館は相互協力協定を結びました。この協定に基づき、2013年より小学生向けの連携講座が開かれています。 | 
| 公開講座ソフトサイエンスシリーズ | 
| ソフトサイエンスシリーズは中京大学が展開する公開講座の一つで、人工知能高等研究所と名古屋市科学館が主催しています。1991年以降41回の開催を重ね、国内外の著名な研究者・アーティストが講演しています。 | 
| IASAI News | 
| 研究成果や運営状況を公開するために、機関誌IASAI Newsを発行しています。 |