中京大学人工知能高等研究所（IASAI／AI研究所）の誕生は、中京大学初の理工系学部、情報科学部設置の翌年1991年でありますので、2016年には四半世紀記念を迎える歴史を紡いできたことになります。この度、上記のロゴを掲げて「中京大学理工系創立四半世紀記念（宣言）」（詳細、後述）を実施することになりましたのは、この故です。

この間、一貫してAI研究所は、中京大学の理工系大学院・学部における教育・研究の現場に対して、学術社会・産業社会・市民社会とのよき接面の役割を果たすべく、学術活動とこれを側面支援する活動を推し進め、さらにはそれらを活性化するため広報・啓蒙活動を続けております。関係各位におかれましては、永年のご理解とご支援に感謝申し上げるとともに一層のご高配をお願い申し上げます。

AI研究所の来歴と活動の詳細については後続の諸項目にて詳しくご覧いただきたく存じますが、次のような項目を推進することが主たる使命であると考えております。

そして、これらを下支えするAI研究所の組織母体は、約50名の中京大学工学部教員であります。さらに大学内外のさまざまな機関からの所員約60名が名を連ねて、直近でのAI研究所所員総勢が約120名（所員110名、準研究員16名／2013年度）にのぼっています。手に手をとって今後も研鑽を積んでいく所存です。しかしこの現状は、情報科学と人工知能が繋げる広い工学技術分野がAI研究所の所掌であることを考えると、また昨今の産官学こぞってのAIブームを追い風に受け止めて、一層の奮起と活気が期待されていると考えております。この度の「中京大学理工系創立四半世紀記念」を契機に、関係各位よりご指導とご鞭撻を重ねてお願い申し上げてご挨拶と致します。

中京大学理工系創立四半世紀記念事業世話人会代表
人工知能高等研究所長
輿水 大和